― 仏教を“現地で体感する”本学の特色ある学び ―
こんにちは、浄山道場指導員です。
浄山道場では、仏教を多角的に学ぶための機会として、海外研修と国内の仏蹟研修を隔年で実施しています。
2025年度は 11月6日〜10日の5日間、上座部仏教の国タイを訪れ、現地で今も信仰を集めている寺院を参拝したり、歴史的な仏跡を見学したりしました。様々な文化体験を通じて、机上では学びきれない “生きた仏教” を体感しました。
今回から海外研修の様子を数回に分けて紹介したいと思います。
Day1|関西空港からバンコクへ

早朝、大学のバスで関西空港に向けて出発。香港を経由し、夕方にはバンコクに到着しました。
そのままホテルへ移動し、現地レストランで夕食。
学生たちは初めてのタイ料理に少し緊張していましたが、恐る恐る口にしてみたら「美味しい」という感想。異文化の雰囲気に期待をふくらませていました。
Day2|タイ仏教の文化に触れる
この日のテーマは 「現地の仏教文化を体験する」 こと。
🔸ワット・パクナム(金箔貼り体験)

まずは信仰を集めている寺院(ワット・パクナム)を参拝。現地の人々に交じり、金箔を仏像に貼る供養の体験をしました。タイでは日常に信仰が根づいていることを実感しました。

みんな真剣に学ぶ姿勢で見学しており、日本の大乗仏教の寺院と様式は異なるけれど、やはり共通の仏教精神が表現されてもいると話し合っていました。
🔸ワット・アルン(暁の寺)

チャオプラヤ川沿いにそびえる美しい仏塔を見て回りました。精緻な装飾は、仏教美術の豊かさを物語ります。
🔸ワット・ポー(涅槃寺)

全長46mの巨大な涅槃像は圧巻でした。昼食後はホテル周辺で自由散策。
夕食は人気のタイスキレストラン「COCA」にて、タイ風しゃぶしゃぶを満喫しました。
次回は、バンコク西郊外と北郊外の寺院・仏跡を巡る様子をご紹介します。

